ごきげんよう。高校2年生のハワイ修学旅行の、楽しそうな様子が届いています。お楽しみください。
心配していた天気は……くもり!
どうかな、大丈夫かな、と心配しながら、朝の6時前に朝食をとりました。
その後は急いでトレッキングの準備をして出発です。
まずは、最初の目的地であるプウホヌア・オ・ホナウナウ国立公園です。
「プウホヌア」とは、ハワイ語で「逃れの地」などの意味があるそうです。罪を犯したものは、ここ、ホナウナウに置かれた逃れの地までたどり着くことで、自ら破ってしまった戒律を許されるという考え方がありました。
今から300年ほど前にその制度はなくなりました。現在は国立公園として整備され、観光スポットとなっています。
天気は快晴。昨日までの雨がうそのようです。
ですが、海が荒れ、波が強く、最も有名な2体のティキ像が安置されている神殿周辺は海に最も近い場所のため、立ち入り禁止となってしまいました。
ここで記念写真を撮ったのち、木の葉を使ったかご細工の実演を見学し、次の場所に向かいました。
次に向かったのは、プナルウベーカリーです。ハワイ島南西岸を南下し、アメリカ合衆国で最も南の街、ナアレフに向かいました。
ハワイ島南部はコーヒーの生産地としても有名です。古くは作家のマーク・トウェインが新聞記者だった頃にこの地のコーヒーを紹介し、一気に有名となったそうです。
そんな逸話や、キャプテン・クックのハワイ発見話を聞きながらバスが走っていきます。
プナルウベーカリーは、その全米最南端の町にある、全米最南端のパン屋さん。さまざまな味のパンやサンドイッチ、現地のコナコーヒーなどを堪能できるとあって、人気のお店です。
ここで特別に作ってもらったサンドイッチを食べ、これからのトレッキングに向けて腹ごしらえをしました。
さて、プナルウベーカリーでの昼食を終え、いよいよトレッキングに出発です。
今回訪れるキラウエア火山の火口周辺から火口跡へ降り、反対側へと歩いて生きます。私たちはイキ展望台から火口に降り、サーストン・ラバ・チューブへと向かいました。
天気は徐々にぐずついて、イキに着く頃には小雨が降りだすというあいにくの天気。ですが生徒たちはみな元気に励ましあいながらトレッキングを楽しんでいました。あるクラスは、担任の先生の励ましが功を奏し、なんと予定よりも1時間ちかくも短縮してゴールできました!
そしてそのあとはジャガーミュージアムに立ち寄りました。ジャガー、といってもジャガーがいるわけではなく、ジャガーさんが作ったミュージアムです。火山についての解説があったり、国立公園グッズが販売されています。晴れていれば見えるはずだったのですが、残念でした。
その後、お楽しみのショッピング。ビッグアイランド・キャンディーズに立ち寄りました。
「ビッグ・アイランド」とは、現在滞在しているハワイ島のこと。ハワイ諸島の中で最も大きいことからそんなニックネームがつけられています。
ハワイには3つの有名なクッキーがあり、その一つがこのビッグ・アイランド・キャンディーズのクッキーです。生徒たちはハワイに来て初めてのショッピングを思い思いに楽しんでいました。
そのあとはマウナケアステートパークに向かい、スターゲイジング(星の観察)のはずでしたが…ここもあいにくの雨。残念ながら、星を見ることはできませんでした。
一日中雨模様の日でしたが、今日はハワイの自然や歴史に触れることができ、有意義な一日になりました。
明日はオアフ島に渡り、ホノルルに向かいます。