ごきげんよう!
私たちが泊まっているハワイ島は世界に13ある気候のうち、11の気候が一つの島の中で味わえる世界でも類を見ない特別な島だと言われています。修学旅行3日目の今日は、1日かけてこのハワイ島の大自然を肌で味わうプログラムです。
ホテルのあるハワイ島西部のワイコロア地域から、バスで一気に島の反対側にあるプナルウ黒砂海岸へと向かいます。ここは名前の通り溶岩でできた黒い砂の浜辺が特徴です。ゴツゴツとした溶岩からはイメージのつかない、さらさらの砂に驚いた様子でした。この海岸では浜辺で休息するウミガメも有名なのですが、今日は残念ながら浜辺に上がったウミガメには出会えませんでした。しかし、海の中で泳いでいるウミガメの姿を見つけられたグループもあり、大いに盛り上がっていました。
そして、マウナロア火山とキラウエア火山にまたがるハワイ火山国立公園で昼食を食べた後は、いよいよキラウエア・イキ・トレッキングです。「イキ」とはハワイ語で「小さい」という意味なのですが、目の前で見るととても大きなクレーターです。熱帯雨林のような森の中を抜けると、いきなり目の前に溶岩以外何も見えない絶景が広がります! 気持ちが盛り上がってきたのか、ついつい校歌を合唱しながら歩き出すグループの姿もありました。
2時間のトレッキングを終えると、続けてサーストン・ラバ・チューブトレッキングに移ります。溶岩が作り出した神秘的な雰囲気の洞窟に生徒たちも息を飲んでいました。
その後は、国立公園内にあるジャガーミュージアムの展望台から現在も活発に活動しているクレーターを見学しました。もうもうと煙を噴き上げる姿を見て、先ほど歩いてきた光景を生み出した大地の活動をより身近に感じることができたようです。
すっかり歩き疲れた生徒たちを乗せ、バスはビッグアイランドキャンディーズへ向かいます。ハワイ島でも老舗のクッキーショップでクッキーやチョコレートのお土産を買ったり、スムージーやアイスクリームを食べたりと、それぞれに楽しんでいます。先ほどの疲れも美味しいスイーツですっかり吹き飛んだようです!
そして、本日最後のプログラムはマウナケア山で行うスターゲージングです。バスに1時間ほど揺られ、舞台となるマウナケア山の中腹にあたる標高2000mほどのポイントへと移動します。さすがにこの高さにまでやってくると気温は10度前後にまで落ち込みます。お弁当の夕食を食べながら、日が暮れるのを待っていると空には一番星が見え始めました。
そして、空が真っ暗になると東京では信じられないほどの満天の星空が広がります。空を見上げた途端、歓声をあげる生徒たちの姿が印象的でした!
ガイドさんの説明を聞いたり、流れ星を探したりと1時間ほどの星空観測はあっという間に過ぎていきました。
帰りのバスの中では、「このままハワイ島にもっといたい!」、「1ヶ月くらいのんびりしたい
!」とすっかりハワイ島の魅力に取り付かれてしまった生徒の姿もありました。
残念ながら明日からは修学旅行の舞台をオアフ島ホノルルに移してのプログラムです。しかし、まだまだ楽しく、そして瀧野川女子学園だからこその修学旅行は続きます。今日はたくさん体を動かしたので、ゆっくり休んで明日からの行程も楽しく、頑張って取り組んで欲しいと思います。