2024/08/21

教職員が普通救命講習を受講しました

ごきげんよう。


8/21(水)に本校教職員が普通救命講習を受講しました。
東京防災救急協会と滝野川消防署の方にご来校いただき、体育館で実施しました。


本校では定期的に教職員を対象に普通救命講習を行なっています。
この講習を受講すると救命技能認定証をもらえますが、有効期限の3年を迎える前に継続的に受講しています。

アメリカとヨーロッパのガイドラインをもとに作成された『普通救命講習テキスト』をもとに、応急手当てや心肺蘇生、気道異物除去、止血方法などについて学びました。

実技は、新型コロナウイルス感染症が流行していることを踏まえた内容で行いました。
心肺蘇生では、周囲に助けを求める際、119番通報・AEDの搬送に加え、「部屋の換気」の協力も求めるようになります。
また、心肺蘇生を行う際は、マスクを正しく装着し、自分の顔と傷病者の顔が近づきすぎないように気をつけながら行います。
傷病者がマスクをしていない場合は、ハンカチやタオルなどを傷病者の鼻と口にかぶせてから胸骨圧迫を行うことも、感染予防のために大切な点であることを習いました。

成人に対しては人工呼吸はせず、胸骨圧迫からAEDの使用に移行すること。子どもに対しては技術と行う意思があれば人工呼吸を組み合わせて心肺蘇生を行うこと。心肺蘇生実施後は、速やかに石鹸や流水で手と顔を十分に洗うことも、感染予防のために重要であることも習いました。
人形を使って、しっかり実技の訓練を行いました


救急車が要請を受けてから現場に到着するまでの平均時間は、東京都内で7〜8分かかります。この間に、傷病者がバイスタンダー(その場に居合わせた人)から応急手当てを受けられるかどうかが、生命を大きく左右します。
また、市民による心肺蘇生が実施された場合、傷病者の一ヶ月後の社会復帰率は、実施しなかった場合の1.8倍高くなります。

実際の場面に居合わせた時も落ち着いて人命救助に貢献できるよう、本日の講習の経験を活かして対応していきたいと思います。