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創立者は教員出身で5人の子育て中だった37歳の主婦。まるでベンチャー企業のように、自宅の2階を開放し、大正15年(1926年)に女性のための学校を設立しました。

創立当時から説かれてきた「生計を立てるための学問や技芸はもちろん大切ですが、それ以上に大切なのは精神の鍛錬です。心を磨きなさい」と言う精神を受け継ぎ、最先端のテクノロジーを取り入れた教育をしているのが、現在の瀧野川女子学園です。
【創立者の思いや歴史、建学の精神・校訓についてはこちら】
例えばその目的の一つには「良い人生を手に入れるために、必要なことを学ぶため」ということが挙げられると思います。
ではその「良い」とは何かーー私たちは「自分も周りのみんなも一緒に、豊かに幸せに暮らせること」「自分が全力を注げる仕事で、みんなと力を合わせて、周りを幸せをにすること」ではないかと考えています。そして、そのためには「心を磨き、好きなことや得意なことを見つけ、仕事に結びつけること」や「自分のやりたいことやできることを、世の中で求められていることと結びつけること」が大切になると考えています。
これからの世の中はどんどん変わります。世の中が変われば、生活も変わります。みんなが欲しいものも変わります。そして、仕事も変わっていきます。そうした世の中においては、新しい物・事を生み出せるようになるということが、とても強い力になります。
■ “ 思いを形にする力 ” を身につける
瀧野川女子学園ではその力を身につけるために、<創造性>と<起業家精神>を養います。
【創造性と起業家精神を育む「創造性教育」についてはこちら】
<創造性>と<起業家精神>は一言で表すとすれば、“思いを形にする力” です。これは誰でもトレーニングをすれば身につけることができ、そのためには “好きなことに取り組む” ことが重要です。
なぜ好きなことなのかと言うと、好きなことなら集中して取り組むことができるからです。集中して取り組むとどうなるかーーどんどん上達していくんです。そのため、私たちは「好きなことに思いっきり挑戦しよう」と生徒たちに呼びかけています。
また、好きなことに思いっきり取り組むことで個性を伸ばすだけでなく、瀧野川女子学園では独自に設置している「創造性教育」の授業では、様々なステップを踏み、デザイン思考を学び、思いを形にする手段を身につけていきます。
1年生「理想の街を創ろう」
手を動かし、自分たちの思いや考えを模型(形)にします
2年生「大道芸ロボットを創ろう」
観客を喜ばせるロボットを、自分たちでプログラミングから行い、制作します
3年生「中学課程修了研究」
自分が本当に面白い・すごいと思うことについて、一年間徹底的に研究し、発表します
創造性を育むために、瀧野川女子学園では様々な校外学習も行っています。
【校外学習については<創造性教育について>と<学校行事について>をご覧ください】
1年生ではクリスマスの頃に「パスポートのいらない英国」として知られるブリティッシュヒルズへ語学研修へ。
2年生では奄美大島へ冒険旅行に出かけ、日本の豊かな自然の恵みや、島での生活・文化を体験し、様々なアクティビティにも挑戦します。
3年生では伊勢歴史旅行。私たちが代々受け継いできたものについて、五感で触れます。
4年生では新緑が美しい頃に再びブリティッシュヒルズへ語学研修へ。これまでの英語学習の成果を試します。
5年生ではハワイ諸島修学旅行へ。インターネットや博物館からはわからない多様な自然や文化を体感します。
■ 創造性教育を支える先端ICT教育
なぜこのような教育が可能になったかと言うと、それは2010年から教育改革の一つとして「先端ICTによる教育」に取り組んできたからです。
2010年よりICT化に取り組み、2016年には全生徒・教員が一人一台iPad ProとApple Pencilを使い始め、2019年には全普通教室に大型モニターを配置し「黒板の無い教室」に変え、全教科・全授業がクラウドベースで行われています。
現在ではさらに進化し、対面授業でありながらクラウドベースで、一人ひとりリアルタイムにコーチングを行っています。
【現在行っている「第7世代」の教育ICTについてはこちら】
■ 前年比4倍の合格実績
創造性教育と、こうした先進的なICT技術による授業が相まって、瀧野川女子学園の生徒たちはメキメキと力をつけ、大学入試改革元年と呼ばれた2021年度(昨年度)の大学入試では、総合型選抜で4倍、学校推薦型入試で2倍の合格実績を残しました。(共に前年比)
■ 「毎日留学」の英語教育
英語教育についても、“いかに使えるようになるか” を大切に授業を行っています。
【英語教育については国際教育について書かれたこちらとブログをご覧ください】
教員は日本人教員4名に対し、ネイティブ教員が7名。そのうち5名が単独で英語の授業を行える免許を所持しています。日本人教員によるわかりやすい授業で英語の仕組み・使い方を学び、学んだことをネイティブ教員による授業で使ってみるーーそうしたことを繰り返し、最終的にはネイティブ教員によるオールイングリッシュの授業を受けます。
【オールイングリッシュの授業については<こちら(その1)>と<こちら(その2)>】
到達の目安としては、中学課程修了で<CEFR A2(英検準2級)>、高校課程修了で<CEFR B2(英検準1級)>を目標にしています。
■ 伝統の礼法・茶道・華道
また国際社会の現代だからこそ、日本について知り、自信を持って振る舞えるようになるために、礼法(弓馬術礼法小笠原流)・茶道(江戸千家)・華道(古流松藤会・副総司上席)について、毎週流派の先生を招き、みんなで学びます。
このような内容について説明が行われた後に実施された地歴公民科・地理の授業体験では、受験生のみなさんだけでなく保護者の方々も思わず身を乗り出してしまうほど、瀧野川流の先端ICTに興味深々のご様子でした。
