ごきげんよう。
3学期はオンラインで授業を進めていましたが、今日から4日間は学年末試験で、久しぶりに生徒が登校しました。
久々の登校が生憎の雨となりましたが、雨上がりには虹が出て、屋上校庭の正面に綺麗な七色を見ることができました!

今年度はコロナ禍で、通常とは異なる取り組みや意識のもと、学生生活を送ることになりましたが、学年最後の締め括りとなる試験にしっかりと向き合い、次の学年に向け、春休みを迎えてほしいと思います。
ごきげんよう。日本では少しずつ暖かい日が増えていますが、アメリカは雪が降っているようです。今日は、アメリカの大きなスポーツイベント、スーパーボールについてレポートしてもらいました。
ごきげんよう。先週の日曜日にスーパーボールの試合がありました。毎週日曜日に教会に一緒に行く家族が私のホストファミリーのお家に来て、一緒に観戦しました。そのご家族には沢山子供がいるので、とても賑やかでした。試合前にはみんなでご飯を食べて、いろいろな話をしました。たくさんのポテトチップスやチキン、フルーツなどが用意されていて、子供達はとても喜んでいました。
今週の木曜日に雪が降ったので半日授業になり、次の日は休校になってしまいました。宿題も出なかったので、金曜日は一日中ホストシスターと外で雪遊びをしました。とても楽しかったです!
ごきげんよう。
今年度のあかつき祭から新しくできた「大賞」のクリスタルトロフィーを、事務局前に飾ることになりました!
安全に管理するためケースに入れていますが、来校の際にはぜひ見ていただきたいと思います。
ごきげんよう。
2016年度に卒業した長竹さん(お茶の水女子大学進学)とコーテスさん(学習院女子大学進学)に、瀧野川女子学園で過ごした学生生活について振り返っていただきました。対談の進行を務めるのは、英語科の芝辻先生です。
◯学食メニューのお気に入りは何ですか?
コーテスさん:ネギトロ丼です。メニューの種類が豊富なので、いつ行っても飽きないです。日替わりもあるし。
芝辻先生:高3の時からカフェの営業も始まったんでしたっけ。
コーテスさん:時間があまりなかったんですけど、オム焼きそば食べに走って行きました。教室から一番遠い場所だったので。
芝辻先生:学食は本当に美味しいですよね。長竹さんが好きなメニューは?
長竹さん:私はオムライスが好きでした。卵がトロトロでご飯がいっぱい入っていて。カフェの時間に買って、授業が終わって講習を受ける前の時間に課題やりながら食べてました。
◯特別講習について教えてください。
芝辻先生:特別講習は何を受けていたんですか?
長竹さん:野川先生の国語と矢木先生の数学です。
芝辻先生:二つ合わせて週に何回くらい受けてたんですか?
長竹さん:1回2コマで、国語は現代文と古典が1コマずつで、4コマですね。
芝辻先生:特別講習ってどういう授業なんですか?
長竹さん:国語の古典は、全訳をして、エンドレスで課題が出るんです。
芝辻先生:野川先生は国語のスペシャリストで、もともと予備校の講師で。少人数で1対1で丁寧に教えてくださって。すごく力を伸ばしてくださる先生でしたね。
長竹さん:ノートも先生の自宅に送ったりとかして、全部真っ赤に添削して返ってくるんです。
芝辻先生:真っ赤になって!?
長竹さん:それを見ながら一生懸命直してもう一回出して。
芝辻先生:本当に先生と1対1で密に交流してやってたんですね。数学はどうですか?
長竹さん:数学は矢木先生が用意してくださったプリントを解いていくんですけど、矢木先生の問題に関しては、一問がとてつもなく難しくて、全然解けなくて、予習が全然進まないんです。だいたいこのくらいまでいくかなっと思っても、半分も自分の中では予習ができない。「答えが出てますか?」って聞かれても「出てません。」って。難しい授業でした。
◯勉強合宿について教えてください。
芝辻先生:夏に二人の先生も一緒に合宿に行って、24時間先生方と一緒に勉強するチャンスがあったと思うんですけど、どういう風な勉強のスケジュールでやってましたか?
長竹さん:学年によって違うんですけど、1年生のうちは1コマずつで全6コマのうち授業が入っているのが4コマで、あとは自習の時間。予習をしたり復習をしたり。ちょっと休憩もしつつって時間もあったんですけど、学年が上がるにつれて2コマずつになって、選択するんですけど、私はギリギリ最後まで全部とっていたので、全部ギッチリ詰まっていて、自習は休み時間、お昼の時間とか夜とか。
芝辻先生:ほんと夜まで一生懸命頑張っていましたよね。朝も早く起きてやってなかったでしたっけ?
長竹さん:友達と一緒に、早い時は5時とかに起きてやってました。
芝辻先生:夜は12時まで勉強して。そんなに勉強に打ち込む環境ってないから、すごく貴重な体験でしたよね。
長竹さん:今やっておいて良かったなって。むしろもうちょっとやっておかないと、あとで困るなって今思うので。
芝辻先生:それはなんでですか?
長竹さん:大学に入ってから教養と言われる部分が高校生で習ったところまで全部っていう状況になっていて、例えば世界史とかは受験で使わなかったので勉強しなかったんですけど、周りはみんな知っている状況で。「これは教養だよね。当たり前だよね」っていう風に言われた時に、「私は知らない…。勉強しないといけないんだ…」ってひしひしと感じました。
芝辻先生:それは行ってみないと分からないことだよね。高校生だと大学受験を目指してやってるけど、その後のことを考えると、もっといろんなこと勉強したかったっていうことですね。
◯先生たちとの関わりはどうでしたか?
コーテスさん:基本的にネイティブの先生とが多かったので。陽気な方でした。優しいし、話も聞いてくれるし、身近な先生が多いので、相談事とかもしやすかったです。あと、学級委員だったので、職員室に行った時にあまり接点のない先生とも仲良くなったり。面白い方がすごい多いなって。職員室行くだけで声をかけてくれます。
芝辻先生:コーテスさんは中学は公立ですけど、公立の先生と比べてどうですか?
コーテスさん:公立だと異動があるので、3年間お世話になることもあまりなくて。距離が近くても担任の先生は近いんですけど、それ以外の先生はあんまり話さない印象があるので。私立だと先生が変わらなかったり、卒業してもお会いすることもできますし。あと教科の先生がいっぱいいらっしゃるので、聞きやすいのもあります。
◯大学での学びについて教えてください
芝辻先生:コーテスさんは何大学、何学部、何学科でどんな勉強をしていますか?
コーテスさん:学習院女子大学国際文化交流学部国際コミュニケーション学科です。ゼミはアメリカ文学について学んでいて、私自身ミュージカルが好きなので、あとアメリカの南北戦争前後の黒人差別とか奴隷制度とかにも興味があったので、そこをメインに研究して、卒論もそういうテーマでまとめて書きました。卒業後は大手通信会社に就職して、法人営業として働きます。
芝辻先生:女子校を卒業して大学も女子大を選んだ理由は?
コーテスさん:居心地が良かったからだと思います。あとは女子校より女子大の方が少ないってイメージがあるんですけど、わざわざ女子大を選んで来てるってことは、同じような人が集まるので、やっぱり居心地が良いっていうのと、あと学習院女子は人数が少ないので、学部も一つしかないので、人脈とかもすぐ仲良くなれるので。瀧野川女子学園での女子だけの空間が居心地良かったので、大学も同じものを求めて女子大にしました。
芝辻先生:サークルやクラブ活動は?
コーテスさん:ジャズダンス部に所属していて、だいたい70人くらいが所属しているんですけど、そこで一応部長を務めていて。2年に一度自主公演をやっているので、そこでOGも参加して一気に130人くらい統括していて。お客さんとかも合計1000人とか来るので。それを一から自分で計画して、プレゼンして、それをやりながらダンスをするっていう部活に入っていました。
芝辻先生:高校の時委員長をやってくれてたけど、「自信がない」って言って、「私はまとめられない」ってよく泣いてたりしてたじゃないですか。そんな子が、私の中では百何十人もまとめる部長をやるっていうのは、すごいなぁって思うんですけど。
コーテスさん:瀧野川女子学園でいろんな場面でプレゼンテーションする場面が多かったり、委員長やったり人前で発表することで鍛えられました。女子だけなので忖度なく意見を主張する子たちが多いので、そこでも自分の意見を主張しなきゃいけないっていうのは学んだので。大学で活きたことは就活でも活かせたので。
芝辻先生:考えすぎちゃうんだよね。次を考えすぎて“ダメになるかも”って思って、次の一歩が踏み出せなくてね。「いいんだよ。考えなくていいからやりなさい」ってずっと私が言っていた気がするんですよね。そう考えるとほんとにすごいですよね。
コーテスさん:自分でもすごい、周りから心臓に毛が生えてるって言われるくらい、あまり気にしなくなったので。教室での発表とか小さなところから慣れていって、どんどん人って成長していくんだなっていうのを実感しています。
芝辻先生:長竹さんは大学学部学科は?
長竹さん:お茶の水女子大学教育学部人間社会学科の教育科学コースに通ってます。教育を教員養成ではなくて、外から見るっていう教育学を。
芝辻先生:もうすぐ大学卒業ですが、就職先は決まりました?
長竹さん:政府系の金融機関に就職します。持続化給付金など、中小企業や出来立ての企業をサポートする仕事です。出資が100%国なので、セーフティネットの機能を行うところです。
芝辻先生:教育系から金融系を選んだのはなぜですか?
長竹さん:学びたいことは教育だったけど、やりたいことは教育ではなかったので。もともとは教育系のコンテンツを作ってみたいとか、雑誌を作りたいとかはあったんですけど、教育と利益を両方追い求めるのは私には合わなくて。そうなると、教員の道になるか、もしくは別の道になるかっていう選択肢になり、教員は私には難しいという判断のもと、民間の就活に切り替えました。金融にしたのは、人が亡くなるのは病気とお金だって。経済だって思っていて。そこに自分が何かしらできる人が良いな。人が困ったときに、自分が働ける側がいいなっていう風に思って。そこからコロナがひどくなった時に就活をしたので、今行くんだったら絶対政府系の金融系の機関が良いなぁっと思って。
◯今の瀧野川女子学園の印象は?
芝辻先生:コーテスさんはスーツのアオキさんでアルバイトしていて、この前瀧野川女子学園の高校3年生にスーツ講習をしてくれたんですよね。どうでした?
コーテスさん:すごい緊張しました。自分が高校3年生の時にスーツ講座をやっていただいた時から4年経っているっていうのが…。自分もそうだったなって。みんなも受験に対して不安を抱えているってことに対しても、やっぱり自分もこの状況下でなかった中でも不安だったのに、コロナが重なっているので、余計に精神的にも大変だろうけど頑張ってほしいなっていう気持ちも。スーツは入学や就職にも使われるので、それに向けてみんな真剣に話を聞いているのを見て、自分も初心に返って。そういう風に思いました。
芝辻先生:自分が学生時代だった時と比べて、今の瀧野川女子学園の生徒ってどうでしたか?
コーテスさん:あかつき祭の動画を見させていただいた時に、今の方が活発的だなって。オープニングとかすごい…。照明とかもそうですけど、ダンス部が。女の子って踊ったり自分を見せたりするの好きだなっていうのはダンス部で実感しているので、そういう活発的な子が増えたなって。
◯これから就職するにあたって、不安や楽しみにしていることは?
コーテスさん:新しい環境に行くっていう楽しみもありますし、不安なことは、コロナ禍で在宅ワークになるかもしれないって話もいただいているので、仕事ができるのかっていう不安はあります。
長竹さん:不安は不安です。今までは親に見守られて、先生に見守られて。なんなら私は友達にも見守られていたので。「大丈夫?」って言ってくれる人がたくさんいる状況で22年間生きてきて。社会人としてやっぱり自立しないといけない。かつ、コロナの状況もあって、私が就職する先はコロナによってより忙しくなる会社なので、それも含めて自分はそこについて行かないといけないって言うことには不安があります。でも楽しみです。
芝辻先生:中学、高校から見てる身からすると、就職するんだって言うことがすごいびっくりする。すごく感慨深いです。先生やって良かったなって。人ってこんなに大きくなるんだって。改めて。立派になりましたね。また社会人になったらいろんな姿が見られると思うので、楽しみにしています。
◯受験生へメッセージをお願いします!
長竹さん:私が6年間通って一番良かったなって思うのは、いろんな人に見守られて自分を出していくって言うことをちょっとずつ繰り返しながらできるようになったなって思っているのがあって。正直、小学6年生の自分からは想像できなかった、たぶん今もこんなに聞かれても喋れない小学6年生だったので。こういう話を聞いて、“ちょっと自分は違うかもな”ってもし思っていたとしても、6年間通ってみたら人はすごく変わるし、それって中学高校までが限度なんじゃないかなって思っています。大学生になったら今の自分に色をつけていくイメージで、中学高校は中から全部グシャグシャと洗って変えてってことができてしまう。っていう時期だなって私は思うので、“挑戦してみたいな”とか。“私もこういう風になってみたいな”っていう風に少しでも思っていただけたら、実際にここにいらっしゃる先生方と話をしてみて、自分に合う学校かなっていうのを検討してみたら良いのかなぁと思います。自分の型の部分は変わらないですよ。負けず嫌いだったり泣き虫だったり。でも、挑戦してみよう!とか委員長や部長になったり、中学卒業発表も代表でやらせていただくとは、正直誰も思っていなかった。私の家族もびっくりしてる。人は洗われて変わります!
コーテスさん:中学までは義務教育っていう期間で、高校から選択肢が広がると思うので、やっぱり私の中では、高校というのは、特に瀧野川女子学園は、様々な選択肢を与えてくれると私は感じています。自分が将来どんな仕事に就きたいかっていうのも、大学になると何学部の何学科っていうので固定されちゃうので。それを自分の中で、どこに行ったら自分が将来なりたいものに近づけるかっていうのをじっくり3年間考える期間があるので。先生からいろんな教えをいただいて、様々な選択肢をいただいて、そこから自分で選んで、なりたい職業に就くために近しい大学を選ぶ。大学を選ぶための高校というよりは、自分の将来を見据えるための高校だって私は思うので。高校生活は大切だと思いますし、特に何に力を入れているかを重点に私も見ていたので。いろんなことができるというところに惹かれて私はここを選んだので、自分で直接先生方を見て、選んで欲しいなって思います。
ごきげんよう。
本日も【在校生インタビュー】をお届けします。
本日は、特進コース・高校3年生のTさんです。
Tさんも高校から瀧野川女子学園に入学しました。
受験生のTさんですが、すでに成蹊大学への進学が決定!(12月中に合格!)
さっそくお話を聞いてみましょう!
★瀧野川女子学園を受験した理由
広報:Tさん、ごきげんよう。よろしくお願いします。
Tさん:お願いいたします。
広報:ではさっそく、Tさんが瀧野川女子学園を受験したきっかけを教えてくれますか?
Tさん:中学の時、あまり体調がよくなかったんですけど、中学の先生が「瀧野川女子学園っていう学校がいいんじゃない?」と薦めてくれたのがきっかけで瀧野川女子学園を知って、それで受験しました。
広報:そうだったんだ。受験の前に学校を見に来たりしたのかな?
Tさん:はい。学校説明会と個別相談を受けたんですけど、個別相談の担当の先生がすごく優しい雰囲気で、他の先生たちもそんな雰囲気だったので、あぁこういう(優しい)雰囲気の学校なんだなって思いました。
★学園の雰囲気について
広報:実際、入学してみてどうですか?
Tさん:実際入ってみても、ほんわかした感じっていうか、温かい雰囲気の先生が多いっていう印象は変わらなかったです。挨拶が「ごきげんよう」なので、何となく、“校則とか厳しいのかな・・・?”って思っていたんですけど、そんなこともなかったです(笑)
広報:あはははは(笑)“女子校”っていうことに戸惑いとかはありましたか?
Tさん:(イメージしていた)ギスギスした感じは全然なかったです。“自分が自分らしくいられるところ”、自分が好きなもの(こと)を、“私はこれが好き!”って堂々と話せる、それで友達を作っていけるのが女子校の良いところだなって思います。
広報:おお〜 ちなみにTさんは何が好きなんですか?
Tさん:私は「ディズニー」が好きです。映画だと『ムーラン』や『メリーポピンズ』とか、強い女性が主人公のものが好きです。
★iPadを活用した授業について
広報:では、次は授業について聞かせてください。瀧野川ではiPadや、黒板ではなくディスプレイを用いて授業をしていますが、どうですか? すぐに慣れましたか?(ICTを活用した授業について詳しくはこちら)
Tさん:iPadは高校に入学するまで触ったことがなくて、どんな風に操作すればいいのか全然わからなかったんですけど、最初にガイダンスがあって1から先生に教えてもらったので(大丈夫でした)。そこから徐々に、課題の提出とかをしていくうちに慣れました。
広報:どんなところに利点を感じますか?
Tさん:そうですね、自分の好きな時間に課題が提出できたりするところがいいなって思います。あと、リモートの今でも、普通に授業ができているのはすごいなって思います。(現在オンラインで行っている授業について、詳しくはこちら)
広報:そうだよね。オンラインでの授業だけど、通常時間割通りに授業ができているもんね。では、先生にもお話を聞いてみたいと思います。担任の明石先生〜!
明石先生:はい。
広報:明石先生は化学・物理のご担当ですが、オンラインで授業をする上でポイントにしていることは何かありますか?
明石先生:そうですね、私は高校1年生の授業では動画をよく配信しているんですけど、今まで見せられていなかった実験の映像とかがこれまで以上に見せられるようになったりしました。ただ、問題を解いたりする場面になると生徒たちの手が止まりがちになるので、そういう時はGoogle Meetを繋いで対応しています。そもそも、今授業で使用しているMetaMoJi(メタモジ )というアプリがすごく便利で、離れていても「ここが違うよ」っていうことが(生徒と先生が同じノートをオンライン上で共有していることによって)それぞれの手元に示せるんです。
広報:生徒一人ひとりのペンがどこで止まっているのか(つまづいているのか)わかることによって、「先生→生徒」といった一方通行ではない、双方向の、より丁寧な指導が可能になりますね。
★創造性の授業について
広報:では、次は創造性の授業についてお話を聞かせてください。高校1年生からいろんなことに取り組んできたと思うのですが、印象に残っていることは何ですか?(創造性教育について詳しくはこちら)
Tさん:事業化実習で、私の会社は「藍和屋」という、藍染の商品を販売するお店をやったんですけど、その会社の中で“広報”を担当したんです。プレゼンテーションの資料を作ったり、宣伝のVTRを作ったりしたんですけど、藍染のお店ってなかなか(高校の文化祭では)やらないし、普段の生活でも触れる機会ってそんなにないと思うので、藍染について知らない人も多くって。なので、そういう人たちに向けてどうやって「藍染ってこういうものなんだよ」っていうことを伝えるのか考えるのが大変でした。
広報:実際販売してみてどうでしたか?
Tさん:うまく行きました。藍染って珍しいものなので、「珍しいね」って言って買ってくださったり、商品もハンカチやミサンガ、シュシュにしたりして普段の生活でも使いやすいものを藍染で作って販売したので(手にとってもらいやすかったんだと思います)。
広報:ハワイ修学旅行でもチャリティーバザーを開催したりしたんですよね?
Tさん:はい。ハワイの方が、藍染って珍しくて知らない人が多かったので、みんなで藍染についての知識を集めて、英語でどう説明するのか考えたりしました。“サムライブルー”って表現してみたり、東京オリンピックの公式エンブレムが藍の色だったりしたので、その色なんだよって言ったりして。
広報:現地ではもちろん全部英語でコミュニケーションをとったわけですが、どうでしたか? 通じましたか?
Tさん:きちんとした文章で会話をするっていうよりは、単語ベースでセールストークをしました(笑)ジェスチャーも取り入れたりしたんですけど、(自分の伝えたいことが)通じたのが嬉しかったですね。
広報:通じると嬉しいよね。
Tさん:あと、藍染に全然関係ないんですけど、“ポケモン”の話をするためにお店に何回も来てくれた人がいて(笑)
広報:あはははは(笑)
Tさん:なので、英語でポケモンの話をしました(笑)
★カナダ語学研修について
広報:では、思い出に残っている行事、イベントっていうと、何が思い浮かびますか?
Tさん:そうですね・・・一番思い出に残っているのは、カナダ語学研修ですね。(国際教育についてはこちら)
広報:おおお、Tさんはいつ行ったんですか?
Tさん:私は高校1年生の時です。
広報:語学研修に行こうと思ったきっかけは何ですか?
Tさん:将来の夢が観光系のサービス業で、それだとやっぱり海外の人とたくさん関わるなって思ったので、そのために今からスキルを身につけておきたい、将来の夢に少しでも近づいて行きたいと考えたからです。
広報:ホームステイはどうでしたか?
Tさん:難しかったです。すごくたくさんホストマザーが話しかけてくれるんですけど、なかなか理解できなくて、単語単語を聞き取る感じだったんです。なので、たまに通じない時もありました。文化の違いを感じる場面もあったりして、苦労しました。
広報:授業はどうでしたか?
Tさん:クラスが、外国の、しかも大人の方が多くって。ブラジルとかポルトガルとかの人がたくさんいたんです。日本の人でも同世代の人はあまりいなくって。英語だし、「会話が通じるかな?」とか、年齢も国も違うので「そもそも話ができるかな?」っていうことが心配だったんですけど、カナダという国について話したりできたので、よかったなって思います。授業は午前が会話の授業で、午後は文法の授業だったんですけど、こちらがわからなくなるとそれを先生が察してくれて。いろいろ教えてくれました。何より、(英語で)会話することが恥ずかしくなくなる授業をしてくれたので、英語で話すことに対する抵抗感が少なくなりました。
広報:周りの人も“英語を学んでいる人”だからこそ、通じる部分があったのかもしれないね。
Tさん:はい。たぶんちょっと文法とか違うんですけど、“こういうことが言いたいのかな?”ということは何となくわかるので。
★進路選択・大学受験について
広報:では、今度は進路についてお話を聞かせてください。進学先はどちらになりますか?
Tさん:成蹊大学の文学部です。
広報:文学部では何を勉強するんですか?
Tさん:英語英米文学科なので、英語を勉強します。
広報:なるほど。それも将来に繋がると思って決めたのかな?
Tさん:そうですね。観光のサービス業を目指しているので英語は必要になるし、もし今望んでいるそ道に進まなかったとしても、英語が使えたら社会に出た時に役に立つし、自分のためになるんじゃないかと思ったので学んでおきたいと考えました。
広報:受験するにあたってどんなことをしていましたか?
Tさん:私は指定校推薦で受験したので、どちらかというと、普段の勉強をしていて。高校1年生の時からコツコツとしてきたので、それが結果に繋がってよかったなと思います。
広報:Tさんは高校1年生の時は進学コースだったんだよね。高校2年生から特進コースに変更したってことは、やっぱり日頃から進路について考えていたんだね。(高校は全コースでカリキュラムが共通のため、学年が変わるタイミングで進路に合わせたコース変更も可能)予習復習もしっかりしていたのかな?
Tさん:宿題は全部ちゃんとやりましたね。予習はあまりできなかったかもしれないですけど、復習に関しては結構、ほとんどの教科でするようにしていました。特に日本史は毎回のように小テストがあったので、授業についていくために毎回復習していましたね。
広報:本当にコツコツと勉強していたんだね。
★瀧野川に入学してできるようになったこと・変わったこと
広報:では、そんなコツコツ型のTさんだけど、瀧野川に入学して3年間でできるようになったこと、“自分、こんなところが変わったな〜”って思うことはありますか?
Tさん:う〜ん、中学校の時は体調が悪くてあんまり学校に行けなかったんですけど、瀧野川に入学してからは体調管理がしっかりできるようになりました。カナダにいる時とかも、3週間、自分でちゃんと管理することができましたし。あと、中学校の時は人と話すこともそんなに多くなかったんですけど、瀧野川に入ってからは(周りの人と)話すことができるようになったし、学校説明会にも“案内役”として毎回のように参加して、知らない人とも会話ができるようになったので、性格が前向きになったというか、誰とでも話ができるようになりました。
広報:前に出て受験生やその保護者の方に向けてお話ししたり、質問に答えたりしたわけだよね?
Tさん:はい。その受験生や保護者の方によって、ちょっと対応を変えたりもしました。そういうこともできるようになりましたね。中学の頃はそんなに前に出て話したりすることがなかったんですけど、高校1・2年生の頃は学校説明会で案内役をやったり、2年生の時には創造性の授業の一貫で学年のみんなの前でプレゼンテーションをしたりしました。
広報:前に出て、話すことができるようになったんだね。では明石先生〜! 担任の明石先生から見て、Tさんはどんな生徒さんでしたか?
明石先生:はい。私はTさんの高校2年生の12月から担任をしているんですけど、すごくしっかりしていて。いろんな科目の連絡とかもきちんとしてくれるんですよ、帰りのHRとかで。そういうところで、すごくこちらとしても助かっていましたね。あとは、進路のことで悩んでいる周りの子をフォローしたりもしていました。周りによく気を配っていましたね。
広報:だそうです、Tさん
Tさん:恥ずかしいです(笑)
★受験生へ向けてのメッセージ
広報:では最後に、瀧野川を受験する皆さん・入学を決めた皆さんにメッセージをお願いできますか?
Tさん:そうですね、瀧野川女子学園はいろいろな挑戦ができる学校だと私は思っていて。カナダ語学研修にしろ、コースを変えることにしろ、他にもたくさんできることがあると思うので、挑戦してみるのがいいんじゃないかなと思います。実際、私はたくさんのことに挑戦してみて後悔したことは一つもないし、自分のためになっていると思えるので。高校1年生の時に担当したHR委員やカナダ語学研修とかで他クラスの友人もできたので、やってみたら後々になって“やってみてよかったな”って思えることがたくさんあるので、何でもやってみるのが一番なんじゃないかと思います。
広報:Tさん、ありがとうございました!
ごきげんよう。
2016年度に卒業した長竹さん(お茶の水女子大学進学)とコーテスさん(学習院女子大学進学)に、瀧野川女子学園で過ごした学生生活について振り返っていただきました。対談の進行を務めるのは、英語科の芝辻先生です。
◯自己紹介からお願いします。
コーテスさん:学習院女子大学4年のコーテス美世シャネルです。高校3年間、芝辻先生のクラスでした。
長竹さん:お茶の水女子大学4年の長竹璃乃です。芝辻先生には中学2年の米国ホームステイプログラムからお世話になり、中学3年から英語の授業でお世話になっています。
◯瀧野川女子学園を受験したきっかけは?
長竹さん:最初は母の薦めで、すごく対応の良い先生がいるから、ここが良いんじゃないかって。母が興味を持っていたのは国際教育の部分で、私も在学中、2回ホームステイを経験しました。
芝辻先生:入学後はどうでしたか?中学から女子校、そして私立に入ったことで、周りの子と生活が違かったりしましたか。
長竹さん:女の子だけの空間にいたことがあまりなかったので、最初はとても不安でした。でも入ってみて、自分の成長も含めていろんな経験をさせてもらえて、すごく温かく見守ってもらっていたというのはあると思います。
芝辻先生:本当にいろんな面で成長して、立派になって卒業してくれましたね。コーテスさんはどうでしょう。入学のきっかけは?
コーテスさん:最初は単純な理由で、泳げないのでプールのない学校を調べていたんです。女子校にも興味があったので、その中から女子校をピックアップしていって。あと母がもともと瀧野川女子学園を知っていて、「私の頃にも瀧野川女子学園あったよ。」というのを聞いていました。合同説明会で瀧野川女子学園のブースに行った時に、制服やノベルティーでもらった手鏡が可愛くて、女子校らしさ、“可愛い”という印象を持ちました。あと、創造性教育が私たちの代からできたので、その時から高校、大学と進んだ先にいろんな職業が選べるということ、当時の募集ポスターに保育園の先生になった人や声優になった人など、いろんな職業に就いているOGが紹介されていて、いろんな職に就けることに魅力を感じました。
芝辻先生:コーテスさんとは実は中学3年からの付き合いなんですよね。受験生向けの相談会で私が担当して、何度も一人で相談会に参加して、願書の書き方とかも相談に来ていたよね。担当した生徒が3年間自分のクラスで、しかも委員長をやってくれて、さらに今は私の母校でもある大学に通っていて。こんなに縁がある人もいるんだなって思ってびっくりしています。
ごきげんよう。瀧野川女子学園では、新型コロナウイルス感染拡大の状況を鑑み、現在、通常の時間割でのオンライン授業を行っています。アメリカ合衆国オレゴン州ポートランドにあるPortland Christian Schoolsに留学をしているKさんから、今週から全面的に登校が再開しました、との報告がありました。
ごきげんよう。今週から通常授業が再開され、みんなと授業を受けることができました。まだ少しオンラインで参加している人もいますが、多くの生徒が朝から通っています。学校に入ったら最初に体調チェックと検温を行います。エントランスには、常に体温計が置かれています。
授業が1コマ80分で、一日4コマです。日本より30分長い授業時間ですが、1日の授業数は少ないです。また、80分は長いので、どの先生も授業の途中にブレイクタイムを作ってくれます。授業が始まったら、まずキリストにお祈りをするのですが、さすがChrisitan Schoolだと感じます。
今週からロッカーを使えるようになりましたが、日本とは違うロッカーなので、鍵の開け方がわからずなんども友達に教えてもらいながら練習しました。
今週末はスーパーボールという、アメリカで最大のスポーツイベントがあります。どの家庭もたくさん料理を作ってパーティーをするそうです。ただ今年はコロナの影響で、友達などを招待できないため、家族のみでパーティーをする家庭が多いようです。金曜日は学校でも、先生たちが観戦ユニフォームを着て盛り上がっていました!