瀧野川女子学園には茶道(江戸千家)の授業があり、全員が1年間かけてお点前などを学びます。そして、もっと茶道を学びたいと思う生徒は、茶道部に入部し、もっと勉強することができます。
茶道部は、週に3日活動しています。江戸千家の先生が月に3〜4回直接指導してくださったり、茶道部のOGが指導をしてくれたりと、とても手厚い指導を受けることができます。
お点前や作法を指導してくださるコーチは、江戸千家最高の資格である「真台子」を取得し、45年以上指導経歴を持つ茶道教授です。
茶道部には、年に2回、大きなイベントがあります。1月の「初釜」と、9月の「あかつき祭」です。
年の一番初めの初釜は、学校の和室ではなく、学校近くの滝野川会館の和室をお借りして行われます。掛け軸や道具、花などを全て持参し、セッティングから始めます。この日は、薄茶と、特別なお菓子「練り切り」でお茶会を行います。
もう一つのイベントはあかつき祭です。あかつき祭では、お点前の練習はもちろん、1ヶ月かけて、オリジナルのお菓子をデザインします。部員全員でその年のテーマに合ったお菓子を考え、いつもお世話になっているお菓子屋さんに形にしてもらいます。お客様にも好評で、いつも早めに売り切れてしまいます。
あかつき祭は9月の暑い時に行われるので、お茶も温茶と冷茶の2種類を用意しています。浴衣を着て、お客様をお迎えし、精一杯のおもてなしをします。