2023/04/25

日本の若者はずっと優秀です。変わるべきは、学校です。

国際社会で活躍貢献するために

今や一国の中で描くキャリアは存在しません。我が国の若者も、日々変わりゆく国際社会の激しい競争の中で、自らの力で自分の人生を築いていく為の準備に、中高生のうちから取り組む必要があります。そのために、2015年より中高6年間週1~2単位の、独自の「創造性教育」を立ち上げました。激化する国際競争の中で成功を掴み、望む人生を創り上げ、日本を先進国として成長させ、世界に貢献していくために、創造性と起業家精神を育み、具体的なキャリアビジョン、キャリア計画を自ら創り上げるキャリア教育として、中高全校体制で行っています。

今、若者に求められていること

2000年代以降の世界は、急激に進む技術革新によって、これまで人類が経験したことが無い速さで変化しています。国境を超えて、仕事の新陳代謝が非常に速くなっており、日々、多くの仕事が無くなり、それ以上に新たな仕事が生み出されています。そのため、これからの世界で成功を目指す若者には、世界にはまだ無い、新しい価値を自分の手で生み出し、それを仲間と広く世界の人々に届ける力が求められています。起業や社内ベンチャーなどで、事業を起こす能力が求められているのです。そのために、世界に通用する大学、大学院水準の専門能力に加えて、新しい仕事を作り出す創造性と起業家精神を備えていることが強く望まれているのです。

ハワイ大学でチャリティバザーを主催
チームで起業を体験しオリジナル商品を販売する


2021年大学入試改革の背景

近年、米国スタンフォード大学やMITなど世界の先端大学では、シリコンバレー生まれの「デザイン思考」などを取り入れることで、創造性や起業家精神を鍛え、若者が自分たちで事業を立ち上げるための教育が拡充されてきました。日本においても、東京工業大学エンジニアリングデザインコースなどでプログラム化が進められています。世界の大学で、より実社会で新しい仕事を作り出せる若者を育てる教育機関へと、教育の質的な変化が進められているのです。2021年度より我が国で始まった大学入試改革の背景には、これらの大学教育改革の成果があるのです。いよいよ大学入学選抜が、欧米の先進大学と同様に、高校生に自身の明確なキャリアビジョンと、具体的なキャリア計画、そのために準備してきた実績と総合的な能力を求めるものへと変わったのです。

大学は変わった。中高は?

一方で、大学の改革に対して、我が国の中高教育はまだ立ち遅れています。大学は将来の仕事に向けての専門能力を身につける場所であるにも関わらず、その大学を選ぶ際に、多くの高校生は、適性や将来成し遂げたいことを自覚できていません。このことで、大学入学後、更には、社会人として就職後のミスマッチが深刻な社会問題になっています。加えて、これまでの中高教育では、将来の仕事及び人生と学校教育との関連がうまく伝えられておらず、勉強する意味や意義、勉強への興味、意欲も十分に掻き立てられないことも深刻な問題です。

先生と一緒にキャリア計画を立てます


真に国際社会に貢献できるために

本校の「創造性教育」によるキャリア教育は、創造性と起業家精神を身につけることで、これらの問題を解決し、若者が中高生のうちに、自分の仕事を創り出し、日本と世界を活性化させる心構え、考え方、能力を身につけることを目的としています。

具体的には、人格形成にとって重要な中高生の時期に、段階的に、新しい価値、商品、仕事を生み出す力を身につけます。そのためにプログラムの中で、デザイン思考、工学的思考、事業化思考等を具体的なテーマの中で用い、チームで手を動かし、試行錯誤を繰り返す中で、体得していきます。これらを先端テクノロジーを駆使し、効率的・実践的に、かつ楽しく学べることが本校の強みです。

また、教科指導・生徒指導・進路指導についても同様の考え方で行っており、国際社会に貢献できる大人の日本女性として、望むキャリアを手に入れるための心構え、考え方、能力を養っています。

この教育を受けた卒業生たちは、2021年度の大学入試改革初年度に、面接主体でキャリア計画と総合的な能力が主に問われる様になった総合型選抜において、前年比4倍の合格実績を記録しました。このことは、本校の生徒が、既に先進教育に取り組んできた大学の先生より高く評価されていることを示しています。2023年1月には、「キャリア教育優良学校」として、文部科学大臣表彰を受けることができました。この期待にさらに応えるべく、より一層のプログラムの充実を行っていきます。



キャリア教育優良学校として評価された取り組みは動画でもご紹介しています。
ぜひご覧ください!


なぜ好きなことなのか。なぜ女子校なのか。

学ぶ目的とは、ペーパーテストで良い点を取ることでしょうか。
学ぶということをもう少し広い視点で捉えてみましょう。
学問とは、個人の関心から始まり、人類を幸せにする新しい価値を生み出す営みです。ただ答えがあっているかと言うものではありません。古来優れた科学技術の発見や、人文学的に普遍的な発見のほとんどが、個人の好奇心から導かれてきました。
それと同様に、実社会で有用な創造性と起業家精神の根本的な源も、一人ひとり異なる、興味であり、好奇心です。さらに秀でた独創性は、その人ならではの強いこだわりや情熱から生み出されます。つまり、好きなことに思い切り挑戦することこそ、世界を変える原動力なのです。


創立者山口さとる先生は、自らが女性の教育者であると同時に、創造性と起業家精神に富んだ起業家でした。私たちの学校には創立以来、女子生徒が穏やかで自由で開放的な時間の中で、自由に好きなことを考え、取り組むことができる女子校の中でも独特と言われる環境があります。そして面白いことを見つけた時に、皆で力を合わせて、とにかくやってみる文化があります。生徒が面白い、凄いと思う事柄には、多くの人にとっても共感できる本質的な感動と、独創的な発想へとつながるアイデアが含まれていることが多いのです。これを自身も好きなことに打ち込み、学術的なトレーニングを積んだ学士及び修士であり、女子生徒の発想や考えを引き出すことに秀でている、女子教育に特化した教諭たちが、生徒たちと一緒に挑戦し、引き出し、導くことで、生徒たちは新しい価値を生み出すところまで、自らの力で辿り着くことができます。

その結果、女子生徒たちは自分の好奇心から始まり、学術的な思考を経て、世の中が望む新しいことへと辿り着く力と自信を手にしていきます。そして、瀧野川女子学園の授業で皆で楽しみながら鍛えている学術的な思考と、創造性と起業家精神とを手に入れることが、世の中をより良いものへと変えていくという確信を、生徒たちにもたらします。瀧野川の先生達は、生徒たちが前を向いて学ぶことに集中できるように、日々勇気づけていきます。決してダメ出しはしません。それは、教育ではない、と考えているからです。

混迷の時代だからこそ、大切な大人の日本女性としての心の成長

自分が好きでやりたいことと、世の中が求めていることを両立して仕事にできたら、こんなにやりがいのある人生はありません。それで世の中に貢献し、人に喜ばれたら、これ以上幸せなことはありません。混迷を深める世界だからこそ、日本人が大切にしてきた幸せのあり方を受け継ぐことが、日本や世界に貢献する力になると私達たちは考えます。

日本人の考える幸せとは、家族を大切に、自分も、周りの皆も家族のように真っ直ぐな心で力を合わせ、豊かで安心して暮らせること。そのために、一人ひとりが勇気を持って一歩踏み出すこと。

様々な価値観が存在する国際社会だからこそ、日本女性が大切にしてきた、自分だけではなく、周りの人が皆気持ちよく事を進めるための心遣いが、真価を発揮します。

「創造性教育」を含めて、全ての授業はもちろん、担任の先生と様々なことに取り組むLHR、学校行事、校外学習、クラブ、委員会活動、創立時から伝統の礼法、茶道、華道など、全てが大切な成長の機会です。先生とクラスメートと一緒に思い切り挑戦して、大人の日本女性としての心と力を育みましょう。

2023/04/22

新入生(高等学校)の入学式と奨学給付生宣誓式を行いました

 ごきげんよう。

4/11(火)午後は新入生(高等学校)の入学式と奨学給付生宣誓式を行いました。


🌸入学式🌸

新入生たちは吹奏楽部による「威風堂々」の演奏に合わせて、入場しました。

 

〜歓迎の奏〜
入場後、ピアニストの米山さんと卒業生でバイオリニストの小籠さんが、歓迎の気持ちを込めて「愛の挨拶」を演奏してくださいました。

〜校長式辞・理事長祝辞〜

校長先生からは、「10年後、26歳になったあなたはどのような大人になっているでしょう。夢は遠くにある手の届かないものではなく、人生の節目で具体的に自分の手で選び取っていく通過点のようなものです。瀧野川女子学園も97年前、山口さとる先生の夢の結晶として生まれました。瀧野川女子学園は一人ひとりの女性が夢を持って、叶えるためにつくられた学校です。あなたの夢を叶えるため、先生や仲間と共に学び、成長し、全てに思い切り挑戦し、何より全てを思い切り楽しんでください」というお話がありました。


〜在校生歓迎の言葉〜

高校3年生の生徒から新入生へ「中学時代はコロナ禍で制限があり、行事も思うように行えなかったと思いますが、瀧野川女子学園では内容の濃い学校行事がたくさんあります。皆さんも前向きに行事に取り組み、楽しんで高校生活を送ってください。高校生活を送る中で困難に直面した時は、今日一緒に入学式を迎えた仲間、クラブの先輩、寄り添ってくれる先生が力になってくれます。色んなことを経験して一緒に成長していきましょう。皆さんが校訓の『剛く、正しく、明るく』を胸に、充実した高校生活を遅れるように祈っています」との歓迎の言葉が贈られました。


〜新入生誓いの言葉〜

在校生歓迎の言葉の後は、新入生代表から「本日は私たちのために盛大な式を挙行していただきありがとうございます。3年間はあっという間に過ぎていくと思うので、1日1日を悔いのなように、何事にも笑顔を絶やさず前向きに過ごしていきたいです。伝統ある瀧野川女子学園の一員として支えてくれる先生、先輩、両親への感謝の気持ちを忘れず、責任ある行動を決意し、誓いの言葉といたします」という言葉が述べられました。


〜卒業生からお祝いの言葉〜

校歌合唱後、卒業生の小籠さんから「私が学校を卒業し、演奏しに来るようになってから10年ほど経ちますが、来るたびに教育のプログラムが新しくなっていて、お話を聞くたびに驚いています。創造性教育については、文部科学大臣の賞を受賞したことHPで拝見しました。将来働いていくに当たっての取り組みの仕方が学べるというのは、本当にありがたい時間だと思いますので、皆さん創造性教育のプログラムに一生懸命取り組んで、立派にお仕事をしていける女性になってご卒業してください」とご挨拶がありました。

また、お祝いの気持ちを込めて入場後の「愛の挨拶」につぎ、クライスラーの「ロンディーノ」を演奏してくださいました。

式典後は、教員紹介と、生徒・保護者・教員の全員で集合写真を撮影しました。

教員紹介の様子


🌼奨学給付生宣誓式🌼

入学式の後は、奨学給付生宣誓式を行いました。

当学園では、入学試験の成績が優秀な成績を収めた生徒の中から慎重な審議の結果、今年度の奨学給付生が選ばれました。

校長先生からは「奨学給付生であることの意味を深く受け止め、誇りを持ち、本学園の生徒の模範となることを求めます。今までの先輩たちが自分の可能性を信じ素晴らしい挑戦をしてきたように、みなさんも持てる力を充分に発揮し、限りない可能性に挑戦し続けましょう。どのような時代でも活躍できるしっかりとした実力を身につけることがとても大切です。思う存分頑張り、自分自身が納得のいく素晴らしい未来を勝ち取りましょう」とのお話がありました。


奨学給付生代表よる宣誓が行われた後、一人ひとりに認定証が授与されました。


代表者宣誓


認定証授与

新しく始まった高校生活への期待や喜びと同時に、不安や緊張もあるかと思いますが、学校行事や日々の活動を通してたくさん考え、たくさん悩みながら「好きなことに思い切り挑戦」し、充実した高校生活が送れるよう、教職員一同全力でサポートしたいと思います。


〜直近開催予定の校内イベント〜

5/13(土)午前に中学受験生、高校受験生を対象とした学校見学会を開催予定です。

午後はクラブ体験も実施しておりますので、ご興味のある方は是非ご参加ください。

イベントの詳細はこちら


ご予約はこちらのボタンからお願いいたします。


新入生(中高一貫)の入学式と奨学給付生宣誓式を行いました

ごきげんよう。

4/11(火)午前に新入生(中高一貫)の入学式と奨学給付生宣誓式を行いました。

先日の強風で大半の桜は散ってしまいましたが、正門の八重桜はなんとか残り、入学式に彩を添えてくれました。


🌸入学式🌸

当日はピアニストの米山さんと卒業生でバイオリニストの小籠さんが、お祝いの気持ちを込めて「愛の挨拶」とクライスラーの「ロンディーノ」の演奏を披露してくださいました。


〜校長式辞・理事長祝辞〜
校長先生からは、「本日踏み出した一歩は大人へと成長し、社会と向き合い、社会の中へ入っていく最初の一歩です。あなたの夢を見つけ、叶えるため、真っ直ぐにみんなで笑い、楽しみながら、全てのことに思い切り挑戦しましょう!」というお話がありました。


〜在校生歓迎の言葉〜

中高一貫2年生の生徒から新入生へ「最初は不安な気持ちがあったり、緊張していると思いますが、困った時は周りの先生や上級生に声をかけてください。1日1日を大切に自分からたくさんのことを学びながら挑戦する3年間にしてください。そして校訓の『剛く、正しく、明るく』を胸に、充実した学園生活を送ってください」と歓迎の言葉が贈られました。


〜新入生誓いの言葉〜

在校生歓迎の言葉の後は、新入生代表から「本日入学できてとてもうれしい気持ちでいっぱいです。これまでお世話になった方々、これからお世話になる方々への感謝の気持ちを忘れずに、瀧野川女子学園の校訓である『剛く、正しく、明るく』を胸に、私たちは好きなことや得意なことに思い切り挑戦し、夢や目標に向かって成長していくことを誓います」という誓いの言葉が述べられました。


閉会後、中高一貫を担当する教員の紹介と、生徒、保護者、教員全員で集合写真の撮影を行いました。


 教員紹介


和気藹々とした集合写真の記念撮影

🌼奨学給付生宣誓式🌼

入学式の後は、奨学給付生宣誓式を行いました。

当学園では、入学試験の成績が優秀な成績を納めた生徒の中から慎重な審議の結果、今年度の奨学給付生が選ばれました。

校長先生からは「奨学給付生であることの意味を深く受け止め、誇りを持ち、本学園の生徒の模範となることを求めます。今までの先輩たちが自分の可能性を信じ素晴らしい挑戦をしてきたように、みなさんも持てる力を充分に発揮し、限りない可能性に挑戦し続けましょう。思う存分頑張り、自分自身が納得のいく未来を勝ち取りましょう」とのお話がありました。


奨学給付生代表よる宣誓が行われた後、一人ひとりに認定証が授与されました。

認定証授与

初日で緊張した面持ちを見せながらも、新入生の皆さんは校長先生やその他の皆さんの挨拶に真摯に耳を傾けていました。

クラブや委員会、校外学習など様々な学校行事を通し、彼らが6年をとおしてどんな成長を見せるのか、とても楽しみです。教職員一同「好きなことに思い切り挑戦」する生徒達を全力でサポートしたいと思います。


〜直近開催予定の校内イベント〜

5/13(土)午前に中学受験生、高校受験生を対象とした学校見学会を開催予定です。

午後はクラブ体験も実施しておりますので、ご興味のある方は是非ご参加ください。

イベントの詳細はこちら


ご予約はこちらのボタンからお願いいたします。


2023/04/19

【高校1年生対象】English Fair 2日目

ごきげんよう。今日は、高校1年生対象のEnglish Fair2日目です。今日は選択科目をご紹介します。

瀧野川女子学園のネイティブの先生方は個性豊かで、色々な特技を持っています。その特技を生かし、4つの選択科目を設定しました。生徒はその中から興味のある2つをセレクトし、クラスやコースの枠を超えて受講します。今回は、フットサル・iPad photography・ゲーム・消しゴムはんこ作成の4つの授業を行なっています。

フットサルは、セミプロのミュージシャンとしても活躍しているSelwyn先生が教えてくれます。Selwyn先生は30年以上もサッカーをプレーしていて、今年度から高2のゼミでもフットサルを教えます。基本的な動きを教えてもらい、チームを組んで試合まで行いました。英語を使いながらフットサルをすると、短い単語ながらも恥ずかしがらずに英語を口に出すことができます。一緒に参加した体育と数学の先生も英語を使っていて、自然と英語を話せる環境ができていました。試合も盛り上がり、先生vs生徒の試合はみんなが熱くなっていました。

iPad photographyは、プロのカメラマンであるStephan先生が担当しています。良い写真と悪い写真の構造の違いを説明してもらったり、どの位置に被写体を置いたらいいのかなどを教えてもらいました。レクチャーを受けた後は、実際にiPadで写真を撮ってみます。校舎内を歩き回り、アシンメトリーになっているものなど効果的な写真の構造を探し、撮ってみます。最後は学校の中にあるアルファベットの形になっているものを探しに行きます。鍵穴が「C」に見えたり、床のタイルが「X」に見えたりなど、いつもみている光景が別の景色に見え、とても面白いアクティビティでした。

English Gamesは、明るく陽気なJoshua先生とChris先生が担当しました。True or Falseのゲームやカードゲームなどを行いましたが、一番盛り上がったのが BIG JENGA!一つのジェンガを抜くごとにゆらゆら揺れ、ドキドキが増していきます!1つ抜けると「おぉ!」という歓声が上がっていました。

Arts & Craftでは、消しゴムハンコを作成しました。イギリスの家紋のようなデザインや、「家族」を表すデザインなどがあり、1つ1つのデザインの意味を説明してもらった後、自分の好きなものを選び、それを消しゴムに写していきます。彫刻刀を使い、そのデザインに沿って彫り、ハンコが出来上がります。彫刻刀を使っているときはみんな集中し、とても真剣でした。最後は実際にスタンプを押してみました。


2日間のEnglish Fairを終え、生徒たちは英語への壁が低くなり、スムーズにネイティブの先生の授業に入っていくことができました。身体を動かしながら英語を使う体験を通して、英語が話せる楽しさを感じてもらえたのではないでしょうか。少しでも多くの生徒がより英語に興味を持ち、熱心に学習に取り組んでくれることを期待しています。

2023/04/18

創造性教育発表会が行われました!

ごきげんよう。

4月15日に創造性教育発表会が行われました!

「創造性教育」とは文部科学大臣表彰を受賞した本校独自の取り組みです。今の大学入試や社会で求められる「創造性」と「起業家精神」を育む教育で、具体的なキャリアビジョンを段階的に創り上げるキャリア教育として、中高全体で取り組んでいます。


中学2年生から高校3年生までが、前年度1年間「創造性教育」を行なってきた成果を発表する会でした。各学年の発表の様子をご紹介します✨

以下、前年度の学年で表記しています。


中学1年生 テーマ:理想の街を創ろう  

『Dream Planet City 〜未来(ハピネス)は宇宙(ここ)から〜』

「こんな街、あったらいいな。」を17人で創造しました。

理想の街のジオラマを製作しました。とても緻密に作られていてクオリティーが高かったです。

   

実際に作ったジオラマ🏡

中学2年生 テーマ:大道芸ロボットを創ろう

『ゴミを片そうお掃除ロボット!』

1年間東工大生のお力を借りて試行錯誤を繰り返し、「こんなロボットあったらいいな。」を叶えました!

   

実際に作ったロボット🤖


中学3年生 テーマ:中学課程修了研究

一人一人が自分の興味のあるテーマについて1年間研究をしました。

今回は学年の代表者2名が発表しました。

   
        『正しさとは』                『HSPは天からの贈り物』

高校1年生 テーマ:商品企画コンペティション

「こんな商品あったらいいな。」をテーマに、多くのグループの中から選ばれた2団体が発表しました。「この世に存在しない、だけどこの商品があれば生活が便利になる!」そんな商品を生み出しました。

   
            『Short sleep』                                                                   『reflest』


高校2年生 テーマ:事業化実習

4クラス7会社が、商品を決めた理由から出資、生産、広報、マーケティング、販売、決算報告の様子を発表しました。

高校1年生からレベルが上がり、「商品を考える」から「実際に商品を作る」、「商品を販売する」、「社会貢献をする」。

そう簡単にイメージ通りにはいかず、作ってみたらなんだか違う…という壁にぶつかりながらも、7会社全てが素晴らしい商品を製作しました!

   

   

実際に製作した商品🎨


また、全団体発表後、東京工業大学名誉教授で本学園理事の廣瀬茂男先生と、東京工業大学教授で本学園評議員の齋藤滋規先生がご講評してくださいました。

お褒めの言葉をいただいたり、より良いものにするためのアドバイスもいただきました。


創造性教育は、本学園独自の教育です。

大学や会社に入ると、1つのことを極めることが多いと思います。

ジオラマやロボットを作り、商品コンペをくぐり抜け、会社を設立して商品を製作する。なかなか一度の人生で全て経験できることではありません。

人生において今後の糧になることでしょう。

興味を持っていただけましたら、ぜひ一度、本学園に足を運んでみてください!

イベント予約はこちらから。


【中高一貫】明治神宮校外学習

ごきげんよう!

入学式から1週間が経ち、中高一貫1〜3年生で明治神宮へ校外学習に出かけました。都会の真ん中にある明治神宮の杜は、多くの人の希望によってできあがったものです。何もなかった代々木の地に、50年後、100年後はこうなるはず、と計算されて杜が作られました。中学1年生が創造性教育で取り組む「理想の街づくり」のお手本とも言える場所です。

明治神宮では参拝をし、明治神宮ミュージアムの見学と3年生が考えたレクリエーションをしました。 3年生がリーダーシップを発揮し、学年の枠を超えて交流を深めることのできた1日となりました。


現地で生徒たちが考えた短歌をご紹介します。


胸はずむ 新しい友と 神宮へ 緑につつまれ 参拝をする

新しいクラスメイトと初めて郊外に出てわくわくした気持ちを表現しました。美しい自然に包まれながら絆が深まるようにお願いをしました。春の風に吹かれながら友達と食べたお弁当はとてもおいしかったです。


春の朝 鳥居に礼し 背を正す 深い緑の 永遠の杜

鳥居の前で記念撮影



代々木公園は、お花が綺麗に咲いていました

3年生が考えてくれたレクリエーションで
学年の枠を超えた交流をすることができました

素敵な思い出がたくさんできました!