2019/02/25

ロボットグランプリ出場決定!

ごきげんよう。

瀧野川女子学園の創造性教育では、学年ごとに異なるテーマで活動し、キャリアビジョンの発見と、創造性・起業家精神を育みます。

昨今、社会のいたるところでテクノロジーが使われており、これからの世の中、ますますそれは増えていきます。しかし、テクノロジーはあくまで道具です。本学園では、「テクノロジーを使って何がしたいか。」を追求し、先端テクノロジーを道具として使いこなす意識と基礎を身につけます。

中高一貫コース2年次では、「エンターテイメントロボットコンテスト」として、実際にロボットを創ります。また、授業で製作したロボットは、一般社団法人日本機会学会主催のロボットグランプリにエントリーしています。この大会は、本学園が3年前に初出場した際に準優勝した大会で、毎年エントリーしています。

今年は2チームに分かれて製作しエントリーしたところ、どちらも本選に出場することが決定しました!


こちらは「くももん」という名前で、縦横無尽に動き、足にはモップがついています。さらに左右に付いた羽が動くことで送風が可能で、癒しの音楽が眠りを誘います。


こちらは「もっふるん」という名前の子守ロボットです。ボディは暗闇で光り、後ろについたゴミ箱はセンサー式でフタが開きます。心地よい風を吹かせ、穏やかな眠りを促す音楽が流れます。

「くももん」と「もっふるん」は、3月23日(土)13時開催の第22回ロボットグランプリで、大道芸ロボット競技会部門に出場します。良い結果が残せるよう、応援よろしくお願いします!

2019/02/19

美術部が全日本学生美術展で受賞しました!

 ごきげんよう。先日、美術部から嬉しい報告がありました!第63回 全日本学生美術展で5名の生徒が受賞しました。その中の1名の生徒は、最高位である「推奨」を見事受賞しました!!おめでとうございます!
授賞式の様子

展覧会の様子

 美術部は今までたくさんの賞を受賞してきました。もちろん、残念ながら受賞できなかった作品もたくさんありました。しかし、どの作品も美術部員の個性と努力が合わさった素晴らしいものです。一筆一筆に魂が込められていて、誰かの心を動かしてきました。学校の校舎には、美術部の作品がたくさん飾られています。ある作品のたった一本の線になぜだか目を奪われてしまったり、綺麗な色遣いの作品もよく見るとユニークな発想があったり。日常の中に普通に飾られているようですが、それらは多くの生徒の心を捉えています。

 そのような作品が生み出されるのは、決して個人の能力や才能だけではありません。瀧野川女子学園の「美術部の一員」だからこそ生み出せるものなのです。美術部の生徒たちは、自分たちが美術部の一員であることをとても誇りに思い、部員一人ひとりに尊敬の念を持って接しています。だからこそ、みんなが自信を持って作品を作り上げ、また、それぞれの作品に対して率直な意見をぶつけます。その意見を元にさらにブラッシュアップされ、より素晴らしい作品が出来上がっていくのです。一人の作品のように見えますが、その裏では美術部全員の思いが込められています。それが瀧野川女子学園の美術部なのです。
推奨「confuse」

佳作「Scene4」

佳作「私なりの愛情」

佳作「おもいで」

佳作「Traitor」

2019/02/18

高1ウォーキング講座

ごきげんよう。

瀧野川女子学園では、毎年高校生を対象にウォーキング講習を行なっています。今回は高校1年生が受講しました。

ウォーミングアップとして、ウォーキングの基礎となる動きを教わります。

日常のクセが原因で肩が前に出てしまっている人は猫背に見えてしまいます。肩甲骨を意識して、ぐるりと肩を後ろにまわし、猫背を直します。

腕を頭の上にグイッと伸ばすことで内臓の位置が上がり、ウエストが細くなります。この状態で右後ろ、左後ろ、と腕を動かし体をねじります。この運動で身長が伸びるそうです。

この姿勢のままウォーキングもします。

「まっすぐ」を意識して歩くことが美しい姿勢で歩くポイントの一つです。また、骨盤の位置を整えるため、仙骨を立てる体操をすることで体の軸がしっかりし、よりまっすぐ歩くことができるそうです。

講師の先生は歩き方が変わったことで出会う人も変わったとのことで、姿勢をよくすると良い人に出会えますよ!とのメッセージがありました。

2019/02/14

英語でプレゼンテーション

 ごきげんよう。瀧野川女子学園の英会話の授業では、プレゼンテーションを作り、発表をする機会が多くあります。今回、高校2年生の授業では、「物事を対比する」ことをテーマにプレゼンテーションを行いました。

 例えば、「ディズニーリゾート」と「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」をテーマにしたグループがありました。それぞれ人気のテーマパークですが、全く同じではありません。2人1組となり、ディズニーリゾート派とUSJ派に分かれ、それぞれの魅力をアピールします。魅力をアピールするには、それぞれを比較して、より自分の良さをひき出さなくてはいけません。聴衆に自分の主張をわかってもらうためにはどのように伝えればいいのかを考えなくてはいけないのが難しいところです。自分だけ納得するのではなく、相手も納得させるための材料をたくさん集めました。そのようなプロセスを経て、プレゼンテーションを作り上げました。



 国語の授業でもプレゼンテーションを行うことがありますが、英語でプレゼンテーションを考えるときは、よりクリティカル・シンキングを必要とすることがわかります。「なぜ?」と考えるだけでなく、相手の立場から考えると自分はどう見えているのかという客観的な視点も必要と感じ、そのテーマをじっくりと考えるようになります。考えることは大変なことですが、考えることで成長することがたくさんあります。瀧野川女子学園は、表面的なことで終わらせるのではなく、じっくりと深いところまで考えるような生徒を育てていきます。
 

イギリス文化を学ぶ

 ごきげんよう。瀧野川女子学園にはネイティブの先生方が6名います。アメリカ、イギリス、フィリピンの出身で、授業ではそれぞれの出身の国の文化について教えてもらうことがあります。
 今回の授業では、イギリス出身のTommy先生からイギリスの通貨について教えてもらいました。初めて見るイギリスの硬貨に生徒はワクワクしていました。硬貨をよく見てみると、模様がとても不思議なのです。実は、すべての硬貨を組み合わせると、一つの模様が出てきます。パズルのようで、生徒たちはじっくりと硬貨を見ながら組み合わせを作っていきました。

 授業の最後には、硬貨を使ってお買い物のシミュレーションをしました。日本のお金とは勝手が違うので、最初は戸惑いながらも一生懸命計算し、最後には使い方を把握していました。

 英語を学ぶことは大変ですが、外国の文化や歴史を学んだりすると、英語がより身近に感じられます。瀧野川女子学園は、英語を「学習」としてだけではなく、コミュニケーションの「ツール」として学ぶことを大切にし、英語を使える面白さを学んで欲しいと感じています。

2019/02/13

発達と保育 ー子どものおやつ作りー

 ごきげんよう。高校2年の選択科目「発達と保育」は、保育系の進路に進みたいと考えている多くの生徒が受講しています。チャイルドビジョンやペープサートなどの実習以外にも、子どもの健康などを学びます。
 今回は、「子どものおやつ作り」を行いました。小さな子どもにとって、健康によく、美味しいおやつは大変重要です。どんなお菓子を子どもが喜ぶのかを考え、今回はカップケーキを作りました。手作りでお菓子を作ることは大変です。しかし、カップケーキだと子どもと一緒に楽しみながら簡単に作れたり、子どもが苦手な野菜を混ぜても美味しいものを作れたりします。生徒たちは、誰かのためにお菓子を作ることの楽しさと、誰かのことを考えて作ることの大変さを学んだようでした。


 最初は「子どもがかわいい」「子どもが好き」という理由で保育系に進みたいと考えた生徒たちも、1年間「発達と保育」の授業を受け、「好き」だけでは見えなかったことも、この授業を通して見えるようになり、子どもの立場に立って考える力や、客観的に考えて行動する力を身につけたようです。この授業が、生徒たちの今後の進路に役立つことを期待します。

2019/02/09

創造性教育 ー高校1年 商品企画コンペティションー

 ごきげんよう。先日、高校1年生による、創造性教育の商品企画コンペティションが行われました。シリコンバレーで生まれた「デザイン思考」を用いて、自分が欲しいものと世の中の人たちが欲しいものを繋げ、近未来の夢の商品を考え出します。そして今回、1年間かけて試行錯誤を重ねた商品をみんなの前で発表しました。
 配付されたプログラムを見ると、どんな商品なのか想像するだけでワクワクします。例えば「空飛ぶ掃除機」。掃除機が空を飛ぶとはどういうことだろう?そう考えると、発表が楽しみになりました。実際に発表を聞いてみると、掃除機が「空を飛ぶ」というのは比喩表現で、まるで飛んでいるかのように壁や天井まで掃除をしてくれる三角形の掃除機だということでした。この掃除機がすごいのはそれだけではありません。その三角形の掃除機は、8分割されて細かいところまで掃除ができるようになるそうです。それ以外にもこの掃除機には様々な機能が備えられていて、文章では伝えきれないほどです。本当にあったらいいなー!と思うようなアイディアでした。

それ以外にも面白い商品が発表されていました。クラスの代表になった生徒に感想を聞いてみると、この発表までにたくさんの試行錯誤がされたことに気づきました。こんなものが欲しいというアイディアはすぐに浮かんだけれども、どうしたら商品として形にできるのだろう。どうやったらそのアイディアの魅力を他の人たちに伝えられるのだろう。自分が欲しいだけでなく、相手も欲しいと思わせるような伝え方はなんだろう。そんな自問自答を繰り返しながら、立派な発表を作り上げたそうです。この創造性教育の発表を通して、多くの人に高い評価を得られ、自信がついたと話す生徒もいました。

 2月28日には、高校1年生の代表者が学校全体での発表会で、このプレゼンテーションをします。ブラッシュアップされ、もっと面白くなった発表が行われます。ぜひお楽しみに!

2019/02/07

音楽部

 ごきげんよう。今日の部活動紹介は、「音楽部」です。音楽部は、2年前から声楽家でもある音楽の先生をコーチに迎え、より本格的な活動になってきました。
 
 音楽部は、合唱とハンドベルの演奏を行なっています。週3日の活動で、最初は発声練習から始まります。15分しっかりと発声をした後、自分たちで決めた課題曲を練習します。パートごとに音取りをするのですが、音が少しでも外れると、先生が指摘して、正しい音を教えてくださるので、みんなで合わせる時もその音に集中することができます。コーチの先生は、合唱団も指導されている方なので、個人はもちろん、全体でもバランスを考えてアドバイスをしてくださいます。先生がコーチになられてから、合唱全体のバランスがとても良くなり、美しい歌声が出るようになったと生徒たちから喜びの声が来れます。

 部員の多くは初心者です。最初は楽譜も読めない生徒もいました。しかし、基礎的な楽譜の読み方、発声の仕方などの勉強から始めるので、夏頃には楽譜も読めるようになってきます。ピアノ伴奏も、先生がしっかりと教えてくださるので、自信がないと言っていた生徒も、あかつき祭やクラブプレゼンテーションなどで上手に伴奏を披露していました。音楽部は、とてもシャイな生徒が多いのですが、みんな仲が良く、全体がまとまると大きな力を発揮する部活です。現在、4月のクラブプレゼンテーションに向けて練習を重ねています。何の曲を発表するのか、楽しみにしていてください!

2019/02/06

高校3年特別講座 ーかぎ針編みー

 ごきげんよう。今日は、高校3年生の特別講座の1つ、「かぎ針編み」をご紹介します。
 1月は、進路が決定している高校3年生の生徒を対象に特別講座が開かれていました。TOEICやセンター化学などの講座の他にも、クッキングやピアノレッスンなどの講座があります。その中でもかぎ針編みの講座は、家庭科が好きな生徒に人気がありました。

 最初は、基本の鎖編みや細編み、長編みを学びました。初めてかぎ針編みをする生徒も多くいたので、みんなでワイワイとやり方を話しながら進めていました。しかし、やり方がわかってくると、少しずつ集中し始め、最後は黙々と自分の世界に入ったようでした。たった6時間の講座なので、基本的なことが中心でしたが、最後はエコたわしを作成しました。一人で何個も作る生徒、バラの形のエコたわしを作る生徒、それぞれが自分のペースで作品を作りました。



 最近では編み物をする機会は減ってしまいましたが、夢中で編み物をする生徒の姿をみて、その面白さを感じました。今回習ったことは基本的なことばかりですが、編み物の面白さに気づき、自分でも楽しんでもらえればと思います!

2019/02/05

創造性教育 ー高校2年 事業化実習ー

 ごきげんよう。瀧野川女子学園では、学校独自設置科目「創造性教育」を行なっています。デザイン思考を取り入れた、実生活で活躍貢献できる新しい何かを作り出せるように、段階を追って創造性と起業家精神を育む独自の教育です。
 高校2年生では、これまでの集大成として、「事業化実習」を行います。「オリジナルかつ具体的な製品を生み出し、あかつき祭やハワイ大学で販売する」という企画を新しい事業として捉え、チーム全員で協力して事業を行なってきました。先日は、そのまとめとして、事業の成果報告をプレゼンテーション形式で行いました。

 約1年間をかけ、10名から15名ほどの仲間で模擬会社を立ち上げ、自分たちで出資し、オリジナルの商品を開発・販売しました。練り香水や2wayバッグ、かんざし、アクセサリーなど、一見するとどこにでもありそうなものですが、その一つ一つにオリジナリティーがあります。そのオリジナリティーを出すことはとても大変だったようです。例えば、2wayバッグは、耐久性をあげるために布を2枚重ねで丈夫にしたり、内側にスナップをつけて小さいサイズのバッグにできるようにしたりしました。

 会社ごとに、社長や会計、広報など、役割分担がされています。プレゼンテーションでは、役割ごとにまとめを行いました。例えば会計は、ただ売り上げや利益などを報告するだけではなく、成長率を出したり、黒字・赤字になった要因を考察したりと、多角的な視点から分析がされていました。

 プレゼンテーションでは、どの会社も苦労がたくさんあったようです。どの会社からも挙がったことは、「協力して働くことの大変さと大切さ」「働いてお金を得ることの難しさ」でした。そのような苦労があったからこそ、仲間の大切さや自分の役割を果たすことの大切さ、お金の大切さに気づいたようです。どの会社からも彼女たちらしい言葉が聞けて、本当に素晴らしいプレゼンテーションばかりでした。この創造性教育を通し、社会に貢献することの意義を学べたようで、とても嬉しく感じています。
 
 3月には、高校2年生の代表者たちが全校生徒の前で発表を行います。どの会社が選ばれるのか、楽しみです!

2019/02/04

発達と保育 ーチャイルド・ビジョンー

 ごきげんよう。瀧野川女子学園には、高校2年生の選択授業で、「発達と保育」という授業があります。将来、保育や子ども関係の仕事に就きたいと考えている、多くの生徒が受講していて、とても人気のある授業です。
 先日の授業では、「チャイルド・ビジョン」という体験を行いました。子どもの目線に立つとどのように見えるのかを体験できる、「幼児視野体験メガネ」を作りました。そのメガネには、子どもの平均身長である120~130cmのスズランテープをつけ、子どもの目線を保てるようにしています。そのメガネをつけ、実際に教室や校内、校庭を歩き回ってみました。大人役の生徒もいて、子どもから見た大人の大きさなども実感しました。
 この体験を通して、生徒たちは様々なことに気づいたようです。感想を少しご紹介します。

☆顔が自然と上を向いていました。教室では、机の角など、注意していないと見えないところがあるので、怖かったです。椅子に座るときは、しっかりと椅子を見ないと座れませんでした。

☆視野が狭いので、階段では下がよく見えなく、降りるのが怖かったです。また、段差も見えづらく感じました。いつものように階段を降りると、怪我をする気がしました。



☆低い景色しか見えないので、人が横から来たり、急な動きをしたりすると、びっくりしました。


☆大人が大きく見えました。大人が話しかけてくると、上からの圧迫感がありました。大きな声で怒られたら怖いし、泣いてしまう気持ちもわかりました。

☆子どもが怖いと思わないように、大人はしっかりと同じ目線で話すことが大事だと思いました。

 発達と保育では、チャイルド・ビジョン以外にも、チャイルド・マウス(子どもの口の大きさの体験)や、工作指導などの体験を行なっています。大人になると忘れてしまうようなことも、この授業で体験することで、子どもがどのような存在であるのかを実感することができます。将来、保育系を目指す生徒にとって、とても貴重な体験でした。